【完全理解】mol, mol計算
このページでは
- molとは
- 物質量とは
- アボガドロ数とは
- mol計算
を理解することができます。
学校で学ぶ最初の化学。
ここでつまずかれた方、必見です。
1. 頭の体操~果物の数、重さを計算しよう~
以下の図をご覧ください。
箱の中にリンゴが5個入っているという図です。
この図を使って簡単な計算をしましょう。
では早速問題です。
Q1. リンゴの箱、2箱で合計何g??
・
・
・
A1. 500g/箱×2箱=1000g
ですね
Q2. リンゴの箱、2箱でリンゴは合計何個??
・
・
・
A1. 5個/箱×2箱=10個
ですね。
なにも難しい計算ではなかったと思います。
そして、今やっていただいた計算こそ、
「mol」「物質量」「アボガドロ数」の全てなのです!!
2. 果物からmolへ
どういう意味か。
以下のように言葉を置き換えます。
リンゴ→分子(原子)。例えばO2(酸素)
箱→mol
1箱あたりの果物の重さ→物質量(Q1)
1箱あたりの果物の数→アボガドロ数(Q2)
今やっていただいた『簡単な』計算問題は
今まで『難しい』と思っていたことなのです。
つまり、
molとはリンゴ(分子)の1カタマリであり、
アボガドロ数は1箱(1mol)中のリンゴ(分子)の数であり、
物質量は1箱(1mol)の重さ
だったんです。
では、リンゴ→O2(酸素:32g/mol)として先ほどの計算を再度解いてみましょう。
Q1改. O2(リンゴ)2mol(2箱)で何g?
O2→1molで32g
(リンゴ→1箱で500g)
32g/mol×2mol=64g
Q2改. O2(リンゴ)2mol(2箱)で何個?
分子→1molで6×10^23個
(リンゴ→1箱で5個)
6×10^23個/mol×2mol=12×10^23個
今までできなかった計算でも
今回ならできたのではないでしょうか?
単位(g/molなど)やべき乗(10^23)などでうーん。。。と
思う方もいたかもしれませんので、
それらについては別記事で解説いたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。